2025/6/23

乳幼児からの治療が大切な「発育性股関節脱臼」

 「発達性股関節脱臼」は乳児期の1カ月健診、4カ月健診等で股関節の開きの異常を指摘され、治療を開始する疾患です。
 
 しかし残念ながら歩行開始後に見つかることも、少なからずあります。
 
 脱臼していても歩くことはできますが、左右の足の長さが異なったり、立っている時に体を支持しにくい為、体が揺れるような歩容になってしまいます。このような状態から治療をすると、方法としては手術をせずに整復する徒手整復か、手術での整復となります。
 
 また、整復しても関節の形状が良くない場合は骨盤や大腿骨の骨切りを行い、形状の良い関節を目指す治療になることもあります。
 
 この疾患で小児整形外科医が問題視しているのは、発見が遅れる場合です。
 早めに受診をすることで、侵襲が少なく、治療の選択肢も広がります。
 
 成長期のお子さんの気になる症状があれば、早めの受診をお勧め致します。
 
うちのう整形外科
副院長 戸澤 興治 
日本整形外科学会専門医
日本小児整形外科学会認定医・評議員
日本小児股関節研究会幹事